エアコン室内機が落下!|緊急対応の修理でお伺いいたしました!
2023/03/29
2023年3月28日(火)
滋賀県大津市萱野浦(読み:おおつしおおがや)のS様マンションからのご依頼で、
『室内機が落下しました!修理出来ますでしょうか?』
のお問い合わせから、緊急修理でお伺いいたしました!
1 室内機が落下した原因は?
1.1 GL工法とは?
マンション屋内の石膏ボードの施工方法は?
①コンクリートの躯体に“GLボンド”と言う接着剤を団子状にしたものを付け
②そこへプラスターボード(石膏ボード)を張り付ける施工方法となります
1.2 GL工法のメリット
GLボンドは乾燥してしまえばコンクリートの様に硬くなるので、石膏ボードは強固に設置出来ます
工期やコストも抑えられるので、多くのマンションで採用される工法となります
1.3 GL工法のデメリット
GL工法はコストが抑えられ、簡易な施工方法で良い事づくめ♪
な工法に思えますが、デメリットも御座います
コンクリートと⇔GLボンドの表面で結露が発生しやすく、壁内部で湿気が溜まりやすい構造となります!
なのでコンクリート躯体に断熱処理を行っている訳ですが、一般的な戸建住宅程の断熱効果が得られるほどの厚みも無く、
結露とカビが発生しやすい環境になります
1.4 石膏ボードは湿気に弱いです!
石膏ボードは、石膏と紙が原材料なので水気厳禁になります!
水に濡れると極端に強度が落ちます当然ですよね
1.5 石膏ボードにエアコンの室内機は固定されています!
石膏ボードに“ボードアンカー”と言う器具を使用して、室内機を固定する訳ですが、
湿度を含んだ石膏ボードは強度が極端に落ち、エアコンの重量に耐えられず落下する事になります!
2 エアコン室内機落下の修理作業詳細
S様にはエアコン室内機の落下画像をLIENでいただきました(画像一枚目)
比較的ご近所だったので即日対応!
先ずは以前のボードアンカーを確認です(画像二枚目)
2.1 落下の原因はこのボードアンカーの使用!
googleレンズで検索を掛けると・・・
WAKAI カベロックDX ワカイ LDX000Dがヒット♪
設計強度(最大引抜強度の1/5以下)以下で使用して下さい・・・
と記載されていますし、羽が壁の中で開かないタイプで、
ネジのピッチ部分だけで引っ張り強度を確保する何とも頼りない設計です
使用上の注意に、本製品のみでの重量物の取り付けについては保障の限りではありません
とエアコンの室内機固定には超絶向いていないアンカーだと分かりました
2.2 室内機の落下が起こらないように対策品で手直しです♪
今回の修理には壁の中で羽根が広がるタイプのアンカーを使用して修理完了☆彡
敢えてどこのメーカーと記載しませんけど
エアコン室内機の落下事故は、戸建住宅ではほぼ無い事故です!!
マンションはGL工法や、配管穴が室内機の後ろではない部分なので、
アンカーの強度が室内機を固定する全てなんです!
ちなみにマンションへ重量級のエアコン室内機を取り付けを行う場合、
石膏ボードの裏に補強の無い物件は承っておりません
今回の室内機落下事故は当店では御座いませんが、
他社様工事であっても修理は対応しておりますので、
お気軽にお問い合わせしてみて下さいねっ(^^♪
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廣田電気
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