マンションの室外機置場の高さが低い！｜低いハイベースで問題解決♪

マンション通路側の室外機置場で、たまにある困ったご相談です

 

お客様『室外機の専用置場の高さが低いからエアコンを付けれないんです・・・』

廣田『室外機置場の実測値を教えていただいてもよろしいでしょうか？』とのやりとり

詳しく説明していきますねっ♪

 

１　マンション通路側共有部へのエアコン室外機設置

マンションの通路側は、賃貸や分譲に関わらず“共有部分”になります！

『俺の部屋の前やから、俺の好きなようにさせてもらう！』

とか言う、ジャイアンみたいな言い訳は通用しません（笑）

室外機が専用置場に入らない場合でも、通路上に室外機を設置する事は出来ませんよ！

 

２　室外機置場は高さが低い事が多い！

設計で多くの室外機サイズを考慮しているようですが、

実際に高さ寸法が足らなくて、設置出来ない事が多いのも事実です！

当店の標準工事で使用するハイベース(室外機の設置台)のサイズは以下の通り

 

メーカー：TOYO製(桃陽電線株式会社)

名称：エアコン室外機用“ハイベース”

型番：AT-360

製品サイズ：縦360ｍｍ(天板)ｘ横122ｍｍｘ高さ75ｍｍ

 

以下売れ筋のエアコン室外機の縦サイズに、設置台を足した寸法をご参考ください

・ダイキン製　S22ZTES　室外機高さ550ｍｍ＋ハイベース75ｍｍ＝高さ625ｍｍ

・パナソニック製　CS-222DFL　室外機高さ539＋ハイベース75ｍｍ＝高さ614ｍｍ

・日立製　RAS-AJ22M　室外機高さ530ｍｍ＋ハイベース75ｍｍ＝高さ605ｍｍ

 

今回の室外機置場の高さは685ｍｍ！

あれっ？？

３機種とも問題なく入るやん！

って事で問題の無い事が多いですが・・・

 

新規取り付けの日立製RAS-ZJ25Lは、再熱除湿搭載の高級機種です！

室外機高さ629ｍｍ+ハイベース75ｍｍ＝高さ704ｍｍ！！！

19ｍｍ程の高さオーバーになります！

もう少しで収まるのですが、

どのメーカーも高級な省エネモデルは室外機が大きい傾向にあります！

 

３　高さの低いハイベースもあります

困った時に登場するアイテムがこちらです♪

 

メーカー：TOYO製(桃陽電線株式会社)

名称：エアコン室外機用“ハイベース”

型番：SHB-360

製品サイズ：縦360ｍｍ(天板)ｘ横118ｍｍｘ高さ43ｍｍ

となり、AT-360の高さ75ｍｍから-32ｍｍ♪

 

こちらのハイベースとの組み合わせだと

室外機高さ629ｍｍ+ハイベース43ｍｍ＝高さ672ｍｍ！！！

今回の室外機置場の実測高さが685ｍｍなので、

室外機の天板部分で13ｍｍの隙間で収まりました♪(画像一枚目)

 

４　ハイベースなんて付けなければ入るやん！

『そんな低いハイベースなんて最初から外せば？？』

と言う方もおられるかもしれませんが、

室外機は暖房運転時に、真下から排水を行います！

何も処置を行わなければ排水は垂れ流しになってしまいますので、

室外機の裏側には“下部ドレン”を取り付けて、

排水溝まで誘導する必要があるので、

ハイベースは施工するための高さを確保するために必要なんです

 

過去のブログで室外機排水の手直しはこちらです

 

今回は珍しく室外機のテーマでしたが、

この物件の室内側も中々マニアックな内容です（笑）

また別の機会に紹介いたしますね(^^♪