構造図面を確認して新規壁穴明けで、無いはずの筋交いが出てきました！

２０２３年３月８日(水)

昨日アップした滋賀県大津市膳所（読み：おおつしぜぜ）のN様邸の

２台目のご紹介になります

エアコン本体は当店で販売した日立製の６畳用になります

販売済の商品はこちらです⇒日立“白くまくん”RAS-A22J(W)6畳用

ご新築へφ65での新規穴明もありますので、

事前に構造図面により、筋交いの位置を確認をしております！

 

１　新規穴明の前には、構造図面の確認を必ず行います！

アパートやマンションでは、壁に穴が明いている場合がほとんどですが

戸建住宅へ新規で壁穴明を行う際には、構造図面を確認させていただいております

たまに新築でも構造図面がないお家がありますが、その場合は工務店に電話してでも確認いたします！

 

1.1　筋交いとは？

呼び名は『すじかい』と読みます

『筋交い』『筋交』『筋違い』『筋違』と呼び名は色々ですが同じ意味になります

柱と⇔柱の間に斜めに入れる事により、建築物の構造を補強する重要な役割の部材を指します

軽量鉄骨の建築物ではブレース (brace)とも呼ばれています(←金属製の事もあります)

筋交いには建築物の耐震強度を高めるために、建築基準法で一定の割合で使用する事が義務付けられています

もし斜めに走る筋交いが無かったら、柱と梁(縦と横)だけの長方形のみで構成されていると

地震や台風時の暴風を横方向の応力で、長方形が⇒平行四辺形に発生して、倒壊の恐れもあります！

 

1.2　構造図面で何が確認出来るのか？

戸建ての住宅では、いまだにエアコン屋が壁に穴を明ける事が多いです

当然適当な場所に新規で穴開けを行うと、柱や筋交い等の構造物があり

傷を付けたり貫通をしてしまいますと、耐震強度にも影響する作業工程になります、

作業前に柱や筋交いの位置を確認する大変重要な図面になります！

 

1.3　構造図面にある記号の見方

構造図面には◢・◣・X等の表記がありますが、

それぞれ天井の梁部分～桁部分へ斜めに通るのが筋交いになります

※図面のシンボルは工務店やハウスメーカーで独自の表記がある事も御座います

 

①◢⇒右上～左下へ片筋交い

②◣⇒左上～右下へ片筋交い

③X⇒①②の二つを組み合わせたクロスの状態で入っています

※部屋の中から表側に向かって見て

 

２　新規エアコン取り付け詳細

今回の工事は、当店の中古エアコンを購入いただき

戸建一階洋室へ取り付け工事を行いました

新規でφ65の穴明を行う際に、構造図面を確認すると◣の表記があり

左上～右下への方筋交いと言う事が分かりました

新規穴明はエアコン専用コンセント上へ、電線を切断しない様に開口作業を進めて行きます

実は画像の二枚目で確認できるのですが、壁内部に斜めに入った木材が筋交いになります！

構造図面には載っていない構造物になります！(←本当にびっくりしますわ！)

実際の筋交いがXで入っているようでして、なんのための構造図面ですか？？

と思うのですが、ハウスメーカー様にはちゃんとしていただきたい所ですねっ

実はこんな事は日常茶飯事なので、常に筋交いが入っているつもりで作業を行っています！

 

壁穴さえ開口出来ればあとは標準工事です♪

コア抜きした穴へはスリーブを挿入して、

壁内部の断熱部と、エアコン配管ルートの隔壁を作ります！

完成すると見えない部分ですけど、当店では標準工事内での作業になります

 

３　エアコン取り付けのお見積金額

①100V機種取り付け基本工賃

￥11000

②新規穴明：サイディング

￥2200

③新規配管セット：3ｍ

￥3300

⑤屋外化粧カバー同一階定額(色：ブラック)

￥5500

 

領収金額￥22000(税込)

↓↓↓２台同時割引↓↓↓

領収金額￥20000(税込)＋中古エアコン販売価格￥27500(税込)

 

構造図面に存在しない筋交いは、お客様へ報告済です♪

ご新築に限らず既設の住宅でも穴明は一番難しい作業になりますので、

経験豊かで時間に余裕のある新規穴明施工は廣田電気へ

お気軽にご相談してみて下さいねっ！