エアコン取り付け専用回路｜低圧電気取扱業務特別教育を受講しております

２０２４年１２月１３日（金）

滋賀県大津市和邇北浜（読み：おおつしわにきたはま）のK様邸へ
新規エアコン取り付けと、専用回路の増設工事にお伺いいたしました

エアコン用の専用回路を新規で作成いたしますので、

低圧電気取扱業務特別教育が必要な施工になります！
詳しくブログで紹介して行きましょう♪

 

１　低圧電気取扱業務特別教育とはなにか？

低圧電気取扱の業務特別教育とは、電気災害を防止し労働者の安全を確保するために、

事業者が労働者に実施する安全衛生教育です。
対象となる業務は、低圧の充電電路の敷設・修理及び充電部分が露出した開閉器の操作です。

※東京労働安全登録教育機関：一般財団法人　中小建設業特別教育協会から引用

 

※労働安全衛生法第59条第3項はこちら

 

※労働安全衛生規則第36条第4号はこちら

 

1.1　エアコン取り付け工事では、どの様な時に低圧電気業務特別教育は必要か？

『エアコンを取り付けたいけど、専用回路が無いんです』
こちらお客様からご相談される事がとても多いのですが、
『専用回路の増設によりエアコン取り付け工事を承る事になります』

エアコン取り付けで専用回路を増設すると言う事は、

分電盤から⇔エアコンまでの専用回路を増設する業務となり、

・低圧の充電電路の敷設や修理

・充電部分が露出した開閉器の操作

こちらに該当し低圧電気取扱者特別教育の業務に対象とされています

 

1.2　低圧電気の範囲は？

低圧電気は交流(AC)600V以下、直流(DC)750V以下の電圧を指します
因みに日本国内の一般家庭は交流200V/100Vの電圧となります

 

1.3　低圧電気取扱者特別教育の受講資格

低圧電気取扱特別教育には受講資格はありません！

講習は学科７時間・実技７時間以上と定められています

この実技７時間以上という曖昧な表現は『法律で最低７時間以上とされている』からです

 

1.4　第二種電気工事士を持っているのに、低圧電気取扱業務特別教育を受講する必要はあるのか？

これはエアコン工事を生業としている人なら疑問を持つ内容になるのですが、
・電気工事士の資格管轄が経済産業省：電気工事に関する事故防止や資格の管理
・低圧電気取扱業務特別教育の管轄が厚生労働省：資格や電気工事に関わらず、労働者の安全教育となり、

『低圧電気取扱特別教育は、電気系の国家資格の取得状況に関わらず、労働者の安全を守るためにある』
にあります

 

1.5　低圧電気取扱業務特別教育の罰則

低圧電気取扱業務特別教育は、労働安全衛生法によって実施が定められた事業者の義務です

教育を受ける必要がある従業員が受けていなかった場合は、

事業者に対して『6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金』の罰則が与えられます

 

1.6　廣田電気の修了証番号

低圧電気取扱業務特別教育修了証　第200014059013号

 

２　エアコン取り付け工事で専用回路の増設完了です！

今回のK様邸は、積水ハウスの物件になります

最近御購入されましたのですが、

『１階和室にエアコン取り付けをお願いしたいのですが、コンセントがありません』

との事で、一度現場調査にお伺いさせていただきました

工事全体の概要といたしましては、分電盤から⇔エアコン取り付け個所までの配線ルートは約２０ｍとなります

・分電盤の下段/右側のブレーカーが余っていますので、そこからモール処理で壁を貫通します（画像１枚目）

・２階平屋根へ専用回路を上げ、最短ルートでエアコン取り付け個所までPF管＆VE管で電線を保護して施工（画像２枚目）

・エアコン室内機のすぐ隣へ、埋め込みタイプの100Vコンセントを新規作成（画像３枚目）

 

エアコン取り付けは１時間弱なのですが、専用回路の増設に助手くんと協力しあい約２時間掛かっりましたが、

仕上がり重視でK様に大変御満足をいただきました(*‘∀‘)

 

今回の様な事例のお客様がおられましたら、先ずは現場調査にお伺いさせていただきます！

専用回路は一筋縄ではいかない事が多いですので要御見積とさせていただきますｍ（＿＿）ｍ