隠蔽配管のエアコン入替｜注意事項です！配管接続部のガス漏れチェック！

２０２４年６月２２日（土）

滋賀県大津市青山（読み：おおつしあおやま）のY様邸へ、

隠蔽配管のエアコン入替にお伺いいたしました

※Y様はリピーター様です

 

１　隠蔽配管のエアコン入替

1.1　入替前のエアコン取り外し

実際に見ていただくと分かりやすいので、画像１枚目を見てください

室内機の外装パネルを外してスケルトン状態の絵になります

配管は下の方に見えている部分で、

冷媒回収後は、配管接続部でバラしていきます

配線も同じく壁の中に埋まっていますので、切らずに端子台で外していきます

勿論室外機側も同様の作業になります

 

1.2　入替後のエアコン取り付け

古いエアコンを撤去すると、壁からはエアコン配管と室内機⇔室外機を繋いでいるFケーブルのみが残ります

そこに新品エアコンの取り付けを行って行くのですが、

外装パネルを取り外した画像２枚目の状態で試運転を行っています！

なぜ？この様な施工途中の中途半端な状態での試運転かと言いますと、

隠蔽配管の場合、配管接続部が室内機の内部に収まってしまうので、

高感度のガス漏れ検知器で、冷媒漏れチェックが必要になるからです（←ここ重要！）

 

２　配管接続部はどこにあるの？

2.1　室内機に２ヶ所の配管接続部

前項で説明した内容と被りますが、室内機内部にある熱交換器から⇒２分３分の配管が出ています、

室内機から３０～４０ｃｍ出ているこの部分を補助配管と呼んでいます

合計２ヶ所の配管接続部があります

 

2.2　室外機に２ヶ所の配管接続部

室外機は屋外に設置されているので、配管接続部へのアクセスは容易です

通常のセパレートエアコンであれば、こちらでも２分３分の配管がありますので、

合計２ヶ所の配管接続部になります

『あれっ？４か所あるけど？？』

とかの場合、それはマルチエアコンですよ（笑）

 

３　ガス漏れ検知器について

3.1　当店で使用しているガス漏れ検知器詳細

メーカー：TASCO（株式会社イチネン）

品番：TA430FR

製品名：赤外線検知方式リークディテクタ

希望小売価格：￥99,000（税込）

センサータイプ：非分散赤外線式（NDIR）

感度レベル：ターボ感度1ｇ/年・高感度3ｇ/中感度7ｇ/年・低感度14ｇ/年

応答タイプ：プローブ先端LED、ディスプレイ、ブザー

対応ガス：HFC、CFC、HCFC、HFO　その他混合冷媒

応答時間：１秒未満

AUTOZEROリセット時間：５秒未満

電池：DC3.7V/2600mAh　充電式リチウムイオン

充電時間：通常約６時間

使用時間約：通常約１０時間

重量：420ｇ

オートパワーオフ：約１０分

使用環境：-20℃～40℃

保存環境：-20℃～60℃

ウォームアップ：３０秒

防塵防水性：IP54相当

 

3.2　ガス漏れチェックを実施！

今回の隠蔽配管での試運転時に、室内機内部に当たる配管接続部へのガス漏れチェックが、

画像２枚目になります

なぜ？停止時ではなく、試運転時にガス漏れの確認を行っているのか？

と思われる方がおられますが、

運転時に配管に内圧が掛かる事によって、

少しの漏れでも、ガス漏れ検知しやすくなるためです

リークディテクタの設定は『ターボ検知』にしていますので、

1.0ｇ/年のほぼ検知不可能のガス漏れにも反応出来る高感度のガス漏れ検知装置になり、

他のガス漏れ検知器では反応しないような漏れも見つけられるのが最大のメリットになります！

デメリットは購入価格の高さでしょうか

 

勿論測定結果は『０（ゼロ）』なので、

室内機の配管接続部分の断熱処理を入念に行ってから、

外装パネルを戻したのが画像３枚目になります

 

４　ガス漏れの調査も承ります

当店では、既設エアコンのガス漏れ調査も承っております！

当店で施工したエアコンは勿論の事、他店工事のエアコンでもご相談してみてください

 

4.1　ガス漏れ調査費は？

配管接続部へのアクセスが簡単な場所であれば、

￥5500（税込）で承っております

今回の隠蔽配管の室内機のように、

一度室内機を分解しないといけないようなパターンは『要御見積』になり、

２階などのハシゴで登らないといけない時も『別途料金』となります

 

エアコンはガス漏れしていたら冷房も暖房も効きません！
先ずはガス漏れしている部分を特定したいので、

御気軽にお問い合わせしてみてくださいねっｍ（＿＿）ｍ