S’Bナットの閉め忘れ？冷媒ガスの規定量チャージ完了です♪

こちらはリアル友達からの相談で、

『エアコンから全然冷たい風が出ないんよ、廣田くん助けて』

とのことで、ガスチャージにお伺いです！

 

１　冷媒ガスが無いと言う事は漏れています！

こちらのエアコンはF社2019年式で、現在４年目となります

先ずは配管のフレアジョイントからチェック！

と確認をすると『おっぞんくん』で有名な、？？ナットで施工されています(画像１枚目)

 

？？ナットの正式名称が分からないので、ググってみたところ、

以下の情報をGETしました

 

メーカー：東尾メック株式会社

製品名称：S’Bナット(読み：シーズビーナット)

用途：冷媒銅管フレアレス継手

特徴①：拡管不要　機器への配管接合時に、銅管のフレア加工が不要

特徴②：技術不要　銅管をシーズビーナットへ差し込み、ナットを締め付けるだけで、技術や熟練度も不要

 

要は差し込みのみで簡単に接続完了！

工場の圧空経路の接続ジョイントのような、空調冷媒管部材になるようです

某量販店でS’Bナットを指定部材にしていると聞いたことはありましたが、

久しく現物を見ました！

こんな高価な部材を指定にするとか、工事業者潰しですねっ狂っていますわ

 

漏れ箇所を調査していくと、室外機２分側のS'Bナットが規定トルクで締まっていないのと、

サービスバルブのキャップが閉まっていませんでした！

 

シーズビーナットと、銅管の接続はワンタッチで技術や熟練度不要かもしれませんが、

ナット部分が規定トルクで締まっていないのは施工不良です！

サービスバルブのキャップも、締まっていない事がよくありますが、

ここもガス漏れの原因の一つなので、完璧に設置不良になります

 

２　手直し後に冷媒ガスの規定量チャージ

配管経路の漏れがある所を直した後は、

真空引きをして、配管経路を真空乾燥いたします！

ー0.1Mpaまで真空到達度を確認してから、１０分間真空引きを行います

 

待っている間に、室外機の側面ラベルに記載の、

冷媒名：R32

封入量：600ｇ

を確認して、ガス缶を接続して、規定量チャージを開始しますが、

どれだけ注入できたのかは、ガス管下側に設置してある、

チャージングスケールで計っています！

 

エアコンを試運転したらお友達が

『めちゃくちゃ効いていて生き返りますわ♪』

と本当に嬉しそうな笑顔をみれて嬉しかったです

 

今回は設置から４年目のエアコンガスチャージのご依頼でした！

７年目くらいまででしたら、ガスチャージのみで修理可能かも？しれませんので、

お気軽にお電話で御相談してみてくださいねっ♪