エアコン修理|室内機の落下で修理対応させていただきました!
2024/10/02
2024年9月3日
滋賀県大津市本宮(読み:おおつしもとみや)のK様からの御依頼で、
『朝起きたらエアコンが落下していました!』
とお困りのご連絡でした!
エアコン室内機の落下した原因から修理まで、
詳しく解説していきましょう♪
1 今回のエアコン室内機が落下した原因
今回の落下事故の原因をまとめてみました
1.1 エアコン室内機の設置に適していないボードアンカー
石膏ボードは名前に通り石膏製ですので、普通にビス等を打っても全く効きません!
エアコン室内機を石膏ボードへ強固に設置するためには、
壁の中で羽根の開くタイプのボードアンカーを使用する必要があります
今回の落下原因は下記リンクと同様のアンカーを使用した事が原因でした
1.2 石膏ボードの奥に補強が無い!
実は室内機の落下事故はマンションが圧倒的に多いです!
戸建住宅ですと柱や間柱等の構造体があるので、充分に取り付けビスが効く事で室内機を支えられるのですが、
マンションの場合、躯体は鉄筋コンクリートになります!
屋内を構成する石膏ボードの奥側にべニア板が入っていないと、強固に施工出来るものが何もない事になります!
設計時にデフォルトでべニアを入れておいてください
1.3 室内機の重量が重すぎる!
ここ最近に始まったことではありませんが、
高級を謳っている機種の室内機の重い事!
しかも自動お掃除機能により、壁から前面パネルへの出代が400mm近くあります!
今回の落下事故の室内機重量は18kgで、出代は380mmでした
ボードアンカーは広範囲で捥ぎ取れたようになっており、
大きい穴が開いた状態で、同じところへボードアンカーは打てないのです・・・
対応策としては破壊されていない箇所へボードアンカーを打ち直しました(←ここ大事)
マンションでは室内機重量も選択肢に入れておいた方がいいですね
2 エアコン室内機落下の修理開始♪
今回、不幸中の幸いか?
室内機の落下した所にソファがあり破損は皆無でした!
何も無かったらバキバキに割れていて、エアコンを新品に入替工事になっていたと思います
以下、エアコン落下現場の修理工程です
室内機の落下で引っ張られ、配管ジョイント部分での冷媒漏れ
ガスチャージも行っております
①室内機は落下したままで、冷媒回収のためポンプダウン開始(画像1枚目)
②室外機側で冷媒回収後、電源OFF
③室外機側の配管&電線バラシ
④室内機側バラシ開始、室内機を床に置く
⑤室内機の固定にボードアンカー打ち直し
⑥配管のフレア再加工後に室内機を背板へ取り付け(画像2枚目)
⑦室外機側再接続
⑧真空引き後、冷媒(R32)を規定量チャージ(画像3枚目)
⑨試運転
以上修理のフルコースです♪
今回のブログ同様、エアコン室内機落下現場のお問い合わせが凄く多いです!
『うちの室内機も落ちてきた!』
『どこに修理を依頼したら良いのか?』
などお困りのお客様は是非ご相談してみてください!(^^)!
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廣田電気
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