真空引き後に真空状態を維持出来ない!|バルブコア(ムシ)の交換作業です
2023/03/17
先日、エアコンの室外機移動でお伺いした工事ですが
配管&電線の繋込み工程を完了させ⇒最後に真空引きを行いました♪
いつも通りの工程なのですが・・・
ポンプを室外機から取り外すと
サービスバルブから『プシュー!』とエアーが入る音!!!
『逆流防止弁が壊れてますねぇ』
とバルブコアを無料で交換させていただきました
1 バルブコア(ムシ)とは?
誰でも分かりやすく簡単に例えると
『自転車のタイヤに空気を入れる部分(バルブ)の中にあるムシ(バルブコア)』になります
タイヤの場合、中に圧縮空気を入れますが、
空気を注入する⇒圧縮空気が戻ってこない!という
一方通行の流れの、逆流を防ぐ大切な部品になります
もしバルブが壊れていると、いくら空気入れで頑張って入れても
バルブから空気が逆流して入りませんよ!
※メカトロニクス系の専門用語では、逆流防止弁の事を『チャッキ』『チャッキ弁』
とも言います、因みに元エンジニアです
2 エアコンにもバルブコアが付いています!
せっかく真空到達度が-0.1Mpa(読み:メガパスカル)まで引けていて
↓
ひとつ前に説明したバルブコア(逆流防止弁)が壊れている
↓
真空ポンプのコントロールバルブ(室外機に接続する部分)を取り外した時、
エアコン内部へ外気(大気圧)が入ってしまいます!
この状態・・・
『真空引きした意味が完全になくなります!』
3 バルブコア(ムシ)の交換作業
バルブコアはとても小さい部品でして、以下交換作業です
①左側が新品⇔右側が故障品
外観上の見た目では、全く判別不可能です(画像一枚目)
↓
②バルブコアの場所は、室外機の横カバーを外すと
ガス管(3分側)を接続する所にサービスポートがあります
画像はバルブコアを交換しているところです
手に持っているのは交換専用工具です(画像二枚目)
↓
③バルブコアを修理した後は、再度真空引きです
メーターの真空到達度は-0.1Mpa(読み:メガパスカル)まで引けていて
このまま10分間真空ポンプを動作したまま
エアコン室内機&室外機+それを繋ぐ配管セット部分を念入りに真空乾燥いたしました!
このあとバルブコアからの漏れは皆無だったので、
バルブを開いて、無事にエアコン試運転完了いたしました♪
真空引きの重要性は以前のこちらのブログをご参照下さい↓
薄利多売の工事業者が真空引きをしていると思いますか?|手抜き工事
4 サービスポートとは?
エアコン工事で真空引きの接続部分です
冷媒チャージ時にもこのポートに接続を行います
5 バルブコア交換作業のまとめ
一年中エアコン工事をしていますと、
新品でも中古でも、バルブコアの不良は極稀にある事でして、
高い部品でもないので当店では無料で交換しております!
ご自分でエアコン工事をされて、最後にバルブコアからガスを漏らした!
と言う方でも、お気軽にご相談して下さいねっ(^^♪
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廣田電気
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