注意事項です!|電気設備であるエアコン室外機と⇔LPガスの保安距離
2023/12/21
『エアコンの室外機はどこに設置しようかな?』
と考えるのは以下の方になります
①戸建・アパート・マンションなどの設計士
②家を購入された施主様
③エアコンを工事する業者
室外機の置場はスペース的に空いている所であれば、どこでもOK♪
というものではなく、
完成してしまっている戸建で、後からエアコン屋が出来る事は限られています
1【LPガスと電気設備であるエアコン室外機の保安距離】
人が生活する上で欠かせないライフラインは、
水道・電気・ガスとありますが、
今回のブログは電気とガスのお話になります
一般家庭でのガスと言いますと、家庭用の燃料となり、
都市ガスorLPガスの2選となります!
屋外に設置するLPガスボンベと⇔室外機の位置関係には、
安全を確保するための『保安距離』というものが、
経済産業省により法律で定められています
詳しく解説して行きましょう
1.1 LPガスとは?
プロパンガスの総称は、
LPG(Liquefi_edPetrolem_Gas)となり液化ガスの略になり、LPガスとの表記もされます、
臭いは無臭なので、ガス漏れの際に気づきやすくするため『臭いが付けられています』
LPガスは空気より重いので、ガス漏れ検知器の取り付けはお部屋の床付近になります
1.2 LPガスとプロパンガスは何が違うの?
2つの呼び方があるので誤解されがちですが、
実は2種類とも液化石油ガスを指し、LPガスの一種としてプロパンガスがあります
『家庭用LPガス』の主成分はブタンが主成分ですが、プロパンガスが多く含まれているため、
『プロパンガス』と呼ばれる事が多いです
『工業用LPガス』は、ブタンガスの比率が家庭用よりも多いため『ブタンガス』と呼ばれています
1.3 エアコン室外機とLPガスの保安距離
やっと本題です!
『液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律施工規則』第18条により、
容量20L(リットル)以上のものは、当該容器を置く位置から、
安全確保に『LPガスと⇔火気である電気設備は2mを超える距離を確保』する必要があります!(画像参照)
2m以内に『火気』を遮る処置を講じ、かつ屋外に置く旨規定されている
とあります
何とも堅苦しい言葉で書いてありますが、
『室外機とLPガスの保安距離確保が決まっている理由は?』
火災の原因になりえるかもしれない!?
という事です、
もっと分かりやすく言うと『燃えたら爆発するかも?』
という事になります!
電気設備とLPガスが隣接していると、万が一に火災が発生するかもしれません!
もしLPガス容器から2mを超える距離を確保出来ない場合は、
LPガス容器や硬質管以外の供給管(接続されたゴム管)以上の高さを超える、
不燃性の隔壁(コンクリートブロック等)や鉄板を設置する必要があります!
ご新築であれば完成するまでに、施主様⇔LPガス販売店様で対策や協議したうえで、
適正な施工をしていただく必要があります!
新築であれば一番最初の設計をされる設計士の方の責任は重いです!
1.4 【火気=電気設備の範囲とは?】
『火気』は、電気設備となるので以下のものを含みます
・屋外コンセント(電気自動車充電用含む)
・照明器具
・配電盤
・浄化槽ポンプ
・電気温水器
・電気冷蔵庫
・自動販売機
・エアコン室外機
・スイッチボックス
火気と⇔LPガス容器の安全マージンを確保出来ない現場は数多く存在いたします
お困りのお客様が居られましたら、当店へ御相談してみてくださいねっ♪
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廣田電気
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