エアコン取り付け｜標準工事とは？設置時間はどれくらい？

今回はエアコン工事の中でも『標準工事』と言われる、

同一階の工事と、設置時間に付いてのお話をしましょう♪

 

１【エアコン取り付けの標準工事ついて】

ひとくくりにエアコン工事と言っても色々なパターンがありますが、

今回は『標準工事』に的を絞り説明していきます！

よく家電量販店などで、表示している価格には『工事費用込み』

と記載されていますが、これは・・・

『エアコン本体価格』＋『標準工事の金額』＝『エアコン購入価格＋標準工事の総額』と言う事なんです！

 

僕も量販時代にお客様から

『店で買った時にこれ以上追加が掛からないって言ってたで！』

とお怒りを受けました・・・

店員ちゃんと説明しｒ(以下略)

 

1.1　標準工事とは？

一般に室内機と室外機が同じ設置階の工事を指しています

室外機の設置方法は床or地上置きとなり、

壁穴に貫通配管する、普通のエアコン工事のことです

 

以下標準工事の例となります

・戸建１階に室内機⇔室外機が地上

・戸建２階に室内機⇔窓から出入り可能なベランダに室外機

・マンションの工事で、同一フロアでのエアコン工事

・アパートの各階で、室外機が同じ設置階

等々全て同じ階なので『標準工事』となります

 

1.2　標準工事に含まない工事は？

室内機と⇔室外機が違う階にある場合は、配管が屋外の壁に施工する必要があるため、

必然とハシゴ作業になりますし、

室外機を専用アングル(架台)に取り付ける場合や、

コンセント交換や、電圧切り替えが必要な場合は『標準工事ではありません！』

 

以下標準工事に含まれない例

・同一階であっても隠蔽配管の工事

・ハシゴを使用する高所作業

・戸建２階に室内機⇔室外機が窓を出た所の屋根アングル

・室外機が地上置きでも、２段アングル設置の下段の場合

・室外機が天井アングル

等々『標準工事に含まない工事となります』

標準工事に含まれない作業工程は、どこの電気屋さんでも追加料金が発生いたします！

家電量販店などで、表示価格だけで判断をすると、

財布の中身がぶっ飛びますよ！！！

 

２【エアコン標準工事の取り付け設置時間】

よくお客様から『どれくらいで工事が完了出来ますか？』

のご質問を受けます

では標準工事の設置時間の詳細を説明いたします

 

2.1　新規壁穴開けありのエアコン設置時間(画像１・２・３参照)

『ずばり施工時間は約１時間です！』

『俺はもっと早い！』

と言う同業者さんも居られると思いますが、

『作業スピードではなく、施工工事の丁寧さをお客様は求めておられます！』

 

以下約１時間の設置時間の作業内容です

・作業スペースに養生マット

・材料＆工具搬入

・エアコン本体開梱

・構造図面を確認して丁寧な壁穴開口

・壁穴に貫通スリーブ入れ

・室外機の背板のアンカーは下穴を開口してから施工

・ペアコイルのフレア加工

・ガス漏れ防止剤の塗付

・トルクレンチでの締め付け管理

・壁穴へパテ処理

・屋外化粧カバーのビス全てへコーキング処理

・室外機を接続してからの真空引き１０分

・完成後の試運転１０分以上

・材料＆工具搬出

・養生を下げ清掃

これらを全てこなして、約１時間の設置時間になります

 

めっちゃ工事が早い人は、どこかの工程を省いていませんか？

この商売を１５年以上しておりますが、お客様から

『工事を早く終わらせて！』

と言われた事は一度もありません！むしろ

『丁寧な工事をしてもらって有難う御座いました♪』

と言われた時が、技術職の嬉しい瞬間ですねっ♪

 

また別のブログで、標準工事以外の設置時間について解説したいと思います