マンションで外壁に面していないお部屋に隠蔽配管のエアコン取り付け

こちらマンションでたまにある困ったレイアウトです

お客様から『エアコンを取り付けたい部屋があるのですが、梁の中に配管を通さないといけないみたいです』

とご相談で、即現場調査にお伺いいたしました

 

１【マンションで外壁に面していないお部屋へエアコン設置】

エアコンは室内機と⇔室外機をガス管と電線で接続する必要がありますし、

室外機は屋外に設置する必要があります！

『そんなん当たり前やん！』

と思われると思いますが、それがエアコン設置の基本構成です

 

なら今回のような、

『室内機を取り付けるお部屋に、ベランダなど室外機を設置する場所が無かったらどうなりますか？』

戸建でしたら地上部分まで配管を伸ばして施工すればいいのですが、ここはマンションの７階です！

現場調査時にお客様から、隣のお部屋の梁の中を通る隠蔽配管の工事の手順書をいただきました♪

詳しく紹介していきましょう

 

２【まずは室内機周辺工事】

室内機の設置は画像を見ていただけますと分かりやすいと思います(画像１枚目)

室内機の右横を開口して、屋内化粧カバーを施工してあります

『〇ここに配管穴』と記した所から、隣の部屋の部屋へ配管が通るようになっており、

クローゼットの方へは、排水ドレンのみを施工してあります

屋内化粧カバーが大袈裟になりましたが、綺麗に仕上げるための苦肉の策です

 

３【梁内部に隠蔽配管】

お隣のお部屋の、梁内部に２分３分配管を通して行きます！

〇ここに配管穴から⇔点検口までの約2.3ｍの区間に、

先行配管(塩ビ管)が通してあります、

しかしこの塩ビ管の固定のお粗末な事・・・

 

壁の石膏ボードの開口に対して、明らかにサイズの小さい塩ビ管・・・

隙間を埋めるように端面にフランジのエンドキャップをして壁紙を張っているだけ！

塩ビ管も２ｍを超える長さで、そこそこの質量にも関わらず、

壁紙の張力だけで支えられているだけとかありえませんわ！！！

２分３分を通す時に、壁紙が破れて修復するのが大変でした！

マジでこの辺りの施工をちゃんとしていただかないと、

エアコンを付けるのに、余計な仕事が増えて大変です

ちゃんと設計しろください

 

４【点検口内から一度屋内に配管】

点検口から⇒一度屋内に出て⇒屋外配管

点検口内部で、配管のジョイントを一ヶ所設けています

もう謎の設計ですが、綺麗に仕上げるのが大変でした

 

色々と癖の強い隠蔽配管でしたが、料金は要御見積となります、

他所で断られた工事は一度ご相談してみてくださいねっ♪